俺の妻は腐女子ですがなんら問題ありません。〜交際0日婚で腐女子の私は甘々に溺愛されてます〜
 一人悶々としながら一冊ずつ本棚に仕舞い込み夕方の五時には八割ほど部屋は片付いた。
 部屋を出るとリビングからなんだか香ばしくていい匂いが漂ってくる。匂いにつられるようにフラフラと足を進めるとキッチンには黒のエプロンをつけ菜箸を持っている隆ちゃんの姿が目に入り、グサッと心臓を射抜かれた。綺麗な黒髪と黒のエプロンのコンビネーション、菜箸を持つ右手の筋張った筋肉と左でもつ小鍋を支える二の腕の筋肉、上腕三頭筋がいい具合に張っている。眼福すぎて、もう今日は何度死にそうになったか数えきれない。

「え!? 隆ちゃん夜ご飯の支度してくれてるの!?」

「ん、美桜は部屋の片付け終わったの? 俺が夕飯用意しておくから休んでな」

「いやいやいや、私も一緒に準備するよ。むしろさせて下さいっ! 家事は分担してやらないと」

「そうだな、じゃあ今日は一緒に作ろうか。今グリルで肉と野菜を焼いてるから、味噌汁作ろう」

「了解でっす!」
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