暴君王子の恋の瞳に、私は映らない



鞭光君と望愛ちゃんのケンカは

さらにヒートアップ。




「自分の体形すら管理できない、デブ望愛が
 俺に文句?

 マジで生意気なんだよ!」



「デブって……

 むち君が考えてくれたトレーニング、
 毎日こなしてるもん」



「それでこの体系?

 自分のこと、甘やかしすぎじゃ
 な・い・ん・で・す・か?」




望愛ちゃんのプクっとほっぺに

イヤミ全開で、人差し指をぶっ刺した鞭光君。




温厚な雨宮君も、自分の彼女を罵られて

黙っていられなかったみたい。



「ムッチー、
 僕の望愛をイジメないでくれる?」


怒り目を、鞭光君に突き刺した。




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