暴君王子の恋の瞳に、私は映らない
あれ?
暴君王子が
菜緒ちゃんの言葉攻撃に、押されてる。
鞭光君と、鞭光君のお姉さんとの
掛け合いみたい。
なんか、見ていて和むなぁ。
口元緩んじゃうよ。フフフ。
この時の私は
鞭光君と菜緒ちゃんと笑いあうこの幸せを
心から噛みしめていた。
2人の真ん中に立って。
満面のニコニコ笑顔で。
心のバケツが
ハッピーで満たされる感じで。
だからね
全く気づかなかったんだ。
この時にはすでに
鞭光君と私の関係が壊れるカウントダウンが
始まっていたことを。