君に伝えた好きの数。



私らしい、か…


そうだよね、今の今まで、私らしくなかった!!

私のくせに、なに明石くんを避けてんだろう!

らしくない!




「明石くんっ」



「ん?」



「今日の今日までいっぱい避けちゃってごめんね、ゾウリムシになっちゃえなんて思ってないよ」



もう一度、ごめんねと頭を下げる

できればこれからも明石くんとは仲良くしていたいから。



「……ひなたは悪くないよ。悪いのは俺の方」



「え?」



「あの時は、ひなたに酷いこと言った。ごめん」



そう言って明石くんは頭を下げる



「…明石くんっ」



「なに、ひなた…っ」



< 154 / 234 >

この作品をシェア

pagetop