【コミカライズ】若き社長は婚約者の姉を溺愛する《宮ノ入シリーズ①》【番外編更新】
アルバイトの真嶋さんは明るい声で、掃除道具の説明をしてくれた。
道具が入ったカートを押しながら、やってきたのは総務部があるフロアだった。
「フロア内は社員が退勤後に、掃除をすることになっているので、廊下とトイレから、始めましょう」
「はい」
真嶋さんは三角巾とマスクで、顔はわからないけれど、若そうに見える。
パスカードにはアルバイトと書いてあるから、大学生だろうか。
「えっと、私が男子トイレを掃除しますね。廊下が終わったら、一緒に女子トイレの掃除をお願いします」
「わかりました」
廊下の植木鉢の下もモップをかけため、移動させながらの大変な作業だ。
知っている人もいたけれど、素通りして行き、誰も気づかない。
でも、一人だけ私に気づいた。
「えっ……!?」
「き、木村さん……」
口元に指をあて、静かにしてと合図する。
監視の人がいるのだ。
カートから、『清掃中』の札を手に取り、女子トイレ前に置く。
木村さんは頭の回転が良く、私が札を置く前にサッとトイレに入り、私と会話してもおかしくない状況を作る。
「沖重先輩、なにかあったんですか?」
道具が入ったカートを押しながら、やってきたのは総務部があるフロアだった。
「フロア内は社員が退勤後に、掃除をすることになっているので、廊下とトイレから、始めましょう」
「はい」
真嶋さんは三角巾とマスクで、顔はわからないけれど、若そうに見える。
パスカードにはアルバイトと書いてあるから、大学生だろうか。
「えっと、私が男子トイレを掃除しますね。廊下が終わったら、一緒に女子トイレの掃除をお願いします」
「わかりました」
廊下の植木鉢の下もモップをかけため、移動させながらの大変な作業だ。
知っている人もいたけれど、素通りして行き、誰も気づかない。
でも、一人だけ私に気づいた。
「えっ……!?」
「き、木村さん……」
口元に指をあて、静かにしてと合図する。
監視の人がいるのだ。
カートから、『清掃中』の札を手に取り、女子トイレ前に置く。
木村さんは頭の回転が良く、私が札を置く前にサッとトイレに入り、私と会話してもおかしくない状況を作る。
「沖重先輩、なにかあったんですか?」