きみと、どこまでも堕ちていきたい

「今日はご馳走さまでした」

私と二階堂は店をあとにして、最寄り駅へとゆっくりと歩き始める。

「こちらこそ、今日は付き合ってくれてありがとう。ちょっとは息抜きできた?」

「はい、ありがとうございました」


時間はちょうど20時過ぎ。
最寄り駅まで歩いて約10分。

それまでに、この道からつぎの角を右に曲がると、ラブホテルがある。

さあ、ホテルに誘ってくるか?
すぐ手を出してくれたら、簡単にコイツを会社から追い出して、社会から抹殺してやれるんだけれどね。


< 19 / 48 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop