あの日、雪が降っていてよかった。【完】
『…………こっちの赤いほう、香月のパートだから。』

「えっ、わ、私の、ですか?」

『そう。……お前歌上手いし、この曲はデュエットで撮りたいんだよね。』


びっくりして、何も言えずにいると

雪村さんは小さい声で

別に無理強いはしないけど、と呟いた。


「ちっ、違うんです。ちょっと、びっくりしてしまっただけというか、その、」

『……じゃあこの曲歌ってくれる?』


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