恋する乙女の下着事情
<保育園・放水事件・その3>

受け取ってもらえないタオルを手にして、
リノアはおずおずと言った。
「着替え・・
よかったらTシャツとハーフパンツあるので、
お使いになりますか・・?」

リノアは
トレーニングに使うために、自分のロッカーに入っているのを思い出して言った。

男物のLサイズだから、この人なら細身だし大丈夫だろう。
洗濯してあるし。

「はぁ?何言ってんの?」
その声で、男性の怒りメーターが、グンと上がったのがわかった。

ブーッ・・ブーッ

男性の上着のポケットからの、スマホのマナーモードの呼び出し音。
男性が素早く反応して、スマホを取り出した。

「はい、高屋敷です。
はい、はい、ちょっとアクシデントで。
遅刻・・は大丈夫です。
すぐそこに来ているので、10分以内に行きます」

高屋敷と名乗った男性は、リノアをジロリと見た。
「とりあえず、貸して!
着替え!!すぐに!」

その目は怒りに満ちている事を、
リノアは瞬時に悟った。
やばい・・かなり、まずい・・・

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