恋する乙女の下着事情

支社長との取引・山荘

<支社長の山荘・深夜2時・その1>

暖炉ではパチパチ火がはぜる音がする。
リノアはうっすらと目をあけた。
暖炉の火がゆらぐ。

それにしても体中が痛い。
手首も痛い。
足首が痛い。

手の下には、毛皮の感触があった。体には厚手の毛布がかけられている。
リノアはゆっくりと顔をあげた。
室内は薄暗い。

毛皮の敷いた暖炉の前で寝かされていた。というより、
転がされていたというほうが正しい。

「うん??!」
ブラとパンティは・・・つけている。
少し安心して、リノアはゆっくりと体をおこした。

暗がりのソファーに、
誰かが、横になって寝ている。
サイドテーブルには、ビールの空き缶が数本。
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