恋する乙女の下着事情

エピローグ・結婚式

エピローグ<結婚式場・控室>

「外国の女優さんみたい。
ほんとに素敵!
作りこんだ甲斐が、あるってものよ」

リノアはお色直しのカラードレスを着て、椅子に座っている。
高屋敷は丁寧に、リノアのヘッドドレスの位置を調整した。

「もうっ、本当に悔しいわ!
でも、予感はあったの。
リノアちゃんが襲ってきたとき、
支社長の目の色が変わったから。
あれって
恋に落ちたって感じよ」

「トラ扱いされましたけど・・」
リノアは頭を動かさないように、
慎重に答えた。
「猛獣が好きってことね」
高屋敷は即答した。
「はぁ・・」

高屋敷が耳元でささやく。
「ねぇ、リノアちゃん、
離婚したら、あたしと結婚しようね」
「えーー」
リノアが大声を出した。

「高屋敷!人の嫁を誘惑するな!
お前に猛獣は扱えん」
タキシード姿の支社長が、扉近くに立っていた。
「死ぬぞ」

リノアと高屋敷はクスクス笑った。
支社長は、じっくりとリノアを見て
「まるで、別人だな。
とてもきれいだ。
でも、俺としては別のほうが、
趣味だが・・」
リノアは笑って言った。

「そんなの無理です!」
支社長はちょっとすねている。
こどもみたいだ。
これから、高屋敷先生には、
いろいろ教えてもらわなくてはならない。
女子力をあげるために。

リノアは、支社長の差し出された
手を取り、立ち上がった。
「後半戦、開始だ」
支社長とリノアが会場にむかって
並んで歩き始めた。

       おわり










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