【完結】ドSな救命医に見初められ、婚姻関係を結びました。


 まぁ新婚といえど、仕事も大切なわたしたちだから。……その、新婚生活もほどほどに楽しまないとだね。
 羽目を外しすぎて仕事に支障が出るのは、まずいしね……。

「ごちそうさまでした」

 うどんを食べ終えたわたしは、医局へと戻った。

「お疲れ様です」

「お疲れ様です、さくら先生」

「四方木先生、何してるんですか?」

 医局に戻ると、四方木先生がなぜかルービックキューブをやっていた。

「ルービックキューブ。最近ハマっててさ」

「そ、そうなんですね」

 四方木先生がルービックキューブが好きなんて、意外だな……。

「さくら先生、趣味は?」

「わたしですか?そうですね……。強いて言うなら、料理、ですかね」

「料理?さすが、さくら先生。 やっぱり新婚は違うね」

 と、四方木先生はニヤニヤしながら言った。

「四方木先生、なんかバカにしてませんか?」

 わたしが四方木先生にそう問いかけると、四方木先生は「まさか!さくら先生が幸せになってくれるなら、俺も嬉しいよ?同じ救命医としてさ」と言ってきた。

「あ、ありがとうございます」

 新婚感も、ほどほどにしよう……。
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