俺が好きなのは、世界一可愛い君
誰だ? そう思って出ると、光と一樹だった。



「怜香ちゃん大丈夫!?」



「光黙れ。……楓、教師に話つけて、そこから1番近い空き教室のストーブつけてもらったから、そこで休ませろ。救急車もすぐに来るそうだ。で、容態は。」



最後に聞いてることはおなじなのに、光は騒いで見え、一樹は凄く有能に見える。



「あぁ2人ともありがとう。多分熱は長引くだろうが、安静にしてれば大丈夫だと思う」



専門的な事は分からないけど、今までの経験で答える。



「心にも場所を伝えてある。 お前も行ってやれ」



「あぁ」



ツーツーとおとがして、通話が終了する。



言われた通りの場所に行くと、毛布にくるまった怜ちゃんは、栗山さんに抱きしめられ、安心しきった表情で眠っていた。


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