りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生
「で、何?用があって来たんでしょ?」
「……」
コウくんは眉間に皺を寄せて、考えこむ様にジーッと私に視線を向けた。
「ど、どうしたの?」
「……やっぱ気の迷い」
「え、何の話?」
独り言の様に吐き出された台詞に、今度はこっちが眉を潜めれば。
静かな部屋に"ぐーっ"とコウくんのであろうお腹の音が鳴り響く。
「……お腹が減ったのできました」
「は?」
「今朝から何も食べてなくて」
「あ、あぁ」
大きなお腹の虫が鳴ったのに、恥ずかしがる事も無い。コウくんが表情を変えずに淡々とそう口にするから、なんだかこっち拍子抜けしてしまう。
付き合って貰う代わりにそんな約束をした事、それに私も今日は何も口にしていない事を思い出した。