りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生




その日の夜、久し振りにヨウスケから連絡がきた。



開く時は、何の事が書かれているのかヒヤヒヤしたものの。いざ読んでみるとあっけないものだった。


週末は かなちゃんの里帰り先に通ってるから、当分は来れないという。たった2行だけの短い文章。

"仕事が忙しい"とか嘘でもついて、"会いたいよ"とか私の機嫌でもとっておけばいいのに。




ベランダに出てタバコに火をつけて、大きな息と共に虚しさが広がっていく。


ヨウスケはかなちゃんの元へ。先輩も彼氏さんと一緒だろうし。何故だか急に、地元の友達が恋しくなってくるな。



「今度、地元でも帰ろうかな……」


袖の無いトップスから出る二の腕に夏の夜風が肌を突き刺さって、7月なのに肌寒さを感じる。
音の無い静まり返る部屋により人恋しい気分になってきた。


部屋に入れば、昼間コウくんが書いていったメモ用紙がふと目に入る。

そういえば、誰かの為にご飯を作ったなんて久し振りだな。
なんて、ちょっとだけこの紙に救われた気がした。


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