りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



「ヨウスケ、久し振り」


身体を重ねた後、車で帰るヨウスケを見送る事がどんなに寂しくて、惨めだったか。



「少しやつれたんじゃない?」


引き留めたら終わりだと思ってた。
だから、終わりを切り出させないように精一杯で、それがバレない様に必死だった。

ゆっくりと深呼吸したのに身体が一気に強ばって、その吐き出した息さえも震えた気がする。



もし。もしも、かなちゃんの所に帰れないなら、うちに……




口を開いた瞬間――、


ガタ、ガタンと、脱衣場の方から物音が耳に入った。


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