りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



時間帯と近隣の事も考えて仕方なくドアのチェーンを外すと、彼女はヒールのあるパンプスを脱ぎ捨てて、まるで我が家の様に部屋へと上がりこんだ。


右手にはアルコールの缶が入ったコンビニの袋がぶら下げられている。
その袋をテーブルの上に乱暴に置いて、ギロリと大きな瞳を向けられるから、文句を言える雰囲気では無い。



「さぁさぁ、コウくんも飲んで飲んで」


なんて缶ビールの蓋を開けて目の前に置かれる。



「……俺、明日も学校なんですけど」

「学生なら徹夜でも何でもいけるでしょぉ!!」


叫び出すケーコさんの酔っ払っい具合にドン引きして、もう苦笑いしか出てこない。


徹夜よりも今のケーコさんに付き合うのがキツイんだけど……。



「若いくせに情けないなー!一気飲みくらいしなさいよ!!」


友達でも酒癖の悪い奴はいるけど、今夜はとんでもないのに捕まってしまったみたいだ。


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