りんじん彼ジョ。~隣のお姉さんに襲われました~大人女子×専門学生



「それにしてもさ、ケーコって冷たいよなぁ!」

「何が?」

「怪我して病院に入院した事とか、全然連絡くれねーんだもん」


なんてヨウスケはわざとらしく唇を尖らせる。



「だって……、」

「俺、お前んとこの病院に行った時いなくてびっくりしたんだぜ?そこで、あの女の先輩に聞いてさぁ」

「ヨウスケに心配かけたく無かったし」


それに、ヨウスケは心配したところでお見舞いに来れないでしょ?そんな言葉は、唇をギュッと噛み締めて心に留めた。



「まぁ、無事で良かったけど」

「うん」

「そんな顔すんなよ」

「うん、黙っててごめん、ね?」

「今回は許してやる」

「何それ、偉そうなんだけど!」

「ケーコなりに俺を気遣ってくれたんだろ?」

「……」


本当にコイツは狡い男だと思う。
分かってるなら最初から言うな、馬鹿。


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