ブルーサファイアのような瞳を持つ君と
〜繁華街〜

「ありがとう」

と書かれた紙と赤いペンダントのネックレス。

これは成海の。

「おい、お前ら成海を必ず探し出せ」

久しぶりの聖羅の低い声

俺たち3人はビクッとしてしまった。

「「「はい。かしこまりました。」」」

さて、俺らのお姫様はどこに。

探しても探しても足跡ひとつない。

「だめです聖羅さんひとつも痕跡がないです」

あの時の成海の電話名前見ておくべきだった。

あの死にそうな目青白くなっていく顔

その中でも笑顔を絶やさなかった成海。

どこにいるんだよ。

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