金平糖の甘い罠
メール
涼からの突然の電話から一夜明けた。

実家のパソコンで赤ちゃんグッズなどを調べたり気を紛らわせようとしたが、
頭の中は昨日の電話の事でいっぱいだった。

  翌日の夜、恵の携帯に一通のメールが届いた。
 『森本カンナ』という知らない女性からのメールだった。

 悪戯メールかな?と思い、削除しようとしたが、

『恵、こんばんは。』

と本文の最初の一文を確認したため、恐る恐るメールを開いた。
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