40歳88キロの私が、クールな天才医師と最高の溺愛家族を作るまで

これが運命の出会い?

(やっぱり、帰ろうかな……)

私は今、六本木にある、有名な高級タワーマンションのエントランスにいる。
現在、14時15分。
待ち合わせ予定時刻は14時。
相手は、佐野さん。

「私と一緒に、パーティーに行かない?」

それが、チャットツールでの誘いだった。

「差出人間違えていらっしゃいませんか?」
「とんでもない。間違いなく、森山さんに話しかけてるわよ」
「そうですか」
「文字だからって、もう少し人間味がある話し方をした方がいいわよ」

何故か佐野さんからアドバイスをされてしまった。

(業務で使うチャットツールで人間味もないだろう)

角を立てたくなかったので

「ご指導ありがとうございます」

とだけ返すことにした。
それから今度は、数分の沈黙が続く。

(これで終わりだろうか?)

与えられた業務に戻ろうとしたその時、また佐野さんから連絡が来た。
ある場所の地図と共に。

「お願い、森山さん助けて。来週の日曜日の14時に、この場所に来て欲しい。」
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