君とふたり、幻影まで
「結人!かーえろ!」
元気いっぱいの高めの声が体育館に響く。声が聞こえたほうを振り返ると、幼馴染の
美乃亜がいた。美乃亜とは生まれる前から親同士が同級生で、俺たちが生まれた後も、幼稚園、小学校、中学校、そして現在高校も、何故かずっと一緒なのである。でも、悪い気はしないし、うれしいくらいだ。どっちにしろただの偶然だろう。
「うん。帰ろ。」と、いつもと同じ感じで返事をした…はずだった。
「むむむ…結人なんか元気じゃない…」
「何でもないよ。」と答えるが噓だ。事の発端は今日の昼休みのこと…
               『昼休み』
親友の椿 蘭(つばき らん)と蘭の双子の椿 藍(つばき あい)の3人で
昼食をとっていた。すると、
「藍、罰ゲームじゃんけんしたい!罰ゲームじゃんけんしよ!!」
先に食べ終わった藍が言う。
「藍はまだまだ性格小学生なんだから…」
と、呆れたように言う蘭。
「いいじゃんいいじゃん!」
「俺はいいけど…蘭はやらないのか?3人のほうが楽しいと思ったんだけどなぁ…」
「うぅ…わかったわよ…やればいいんでしょ?」
『よっしゃー!』
そして盛大に………………負けた。
『勝ったー!』
「く、くそう…自信あったのに…」
「罰ゲーム!罰ゲームどうする?」
と、はしゃぐ藍。
「藍が決めてよ…」
相変わらず呆れたように言う蘭。
「俺はじゃんけんに負けたんだ…煮るなり焼くなり好きにしてくれぇ…」
「大げさだよ~」
「本当、バカなんじゃないの?」
「緩めでやってあげるよ!」
神様仏様藍様だ。
「じゃあね、美乃亜の一週間までの未来、みて!!」
「美乃亜がいやって言うかもしれないs」
「許可とってきてる」
「わお。」
そう、この世界の人間は、能力をひとつ持って生まれる場合がある。
因みに藍の能力は「重力を操る」
蘭の能力は「天気を変える」
美乃亜の能力は「何でも作ることが出来る」
そして俺、結人の能力は「生き物、物、人間の過去、未来を見ることが出来る」
といった感じだ。能力は、その人物の、性格、住んでいる環境、父、母が能力を持っているかなどといった条件を満たす事で、能力は生まれる。

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