宝物 番外編付き

くるみ
「蓮さん、あのね〜　さっき坂田主任も

言ってたけど、もし、その〜

結婚したら、会社を辞めても良いかなぁ？」


蓮
「もちろん。やっぱり周りもやりずらいかもな。

そうしよう。　

それにきっと、

赤ちゃんがすぐできるだろうし…


俺はさ、子どもが小さいうちは

お母さんと一緒がいいと思うし…

まだ先の話だけど…



くるみに頼みがあるんだけど！　

俺さ〜一人っ子だったから、

子どもはたくさん欲しいんだよ〜 どう？」


くるみ
「うん。私も一人っ子だから、3人くらいは

欲しいな！」

蓮
「よし！　3人だな！任せておいて！

頑張るからさ！　ハハハ！」

くるみ
「蓮さんったら……。」


食事のあとは、食洗機を使ってみた。

ラク〜！　

蓮さんと、リビングでコーヒーを飲みながら、

明日からの会社では、今まで通りにする事や

菊池君に警戒する事を話をしてたら、

21時を過ぎていた。


くるみ
「蓮さん、今日はもう帰ります。」

蓮
「そうだな。くるみ…」

蓮さんは両腕を広げた。

私はすんなりと、蓮さんの腕に包まれ、

抱きしめた。


蓮
「婚約者になったら、週末はお泊まりしてよ」


くるみ
「うん…」

蓮
「今日は、何もしないけど、次は覚悟してよ」


くるみは、頷いた。

蓮
「よし、送ってく！　くるみのお婆ちゃんも

心配するだろうし。」