宝物 番外編付き
2人の宝物
結婚してから早いもので50年が経った***
蓮さんは今では、隠居し私と毎月のように
温泉旅行へいったり、
孫たちが遊びに来れば
楽しい話しを聞いたりしている。
本当にいろいろな事があった……
日本も会社も変化している。
時代は宇宙時代に入っている。
火星の地下都市に移住する人や、
宇宙へ観光旅行する時代になった…
結婚した頃には考えられない事だ。
それでもまだサヤマは倒産する事もなく
業務内容はだいぶ変わってしまったが
存続している。
蓮さんと昔の話しをしていたら急に懐かしくて
行きたくなって電車に乗って
かつての片山文具があった場所へ来た。
蓮
「くるみ、あの頃はさ毎日くるみを見てたな」
くるみ
「私は、蓮さんに憧れてましたよ?」
蓮
「本当? 俺はさ〜、くるみは光の事が
好きだと少し思ってたかな?」
くるみ
「坂田さんは、本当にいい方でしたね。
まさか、突然亡くなるなんて……」
蓮
「あぁ。本当にいいヤツだったなぁ
美香ちゃんは? 電話くるか?」
くるみ
「ええ、今度の週末美香さんのところで
お茶するの。」
蓮
「そうか……
片山文具かぁ…懐かしいなぁ」
くるみ
「今では、車の販売店なんですね〜」
蓮
「あぁ。 くるみ、この辺でメシ食って帰る?」
くるみ
「はい。そうしましょう。」
2人は手を繋いで、ゆっくり散策している。
蓮
「なぁ、くるみ、
俺の宝箱はいっぱいになってるぞ!」
くるみ
「私だって、負けてませんよ! ふふふ」
クスクス2人で笑い合った。
ポカポカ陽気の昼下がりを、
おしゃべりしている老夫婦が歩いていた。
蓮さんは今では、隠居し私と毎月のように
温泉旅行へいったり、
孫たちが遊びに来れば
楽しい話しを聞いたりしている。
本当にいろいろな事があった……
日本も会社も変化している。
時代は宇宙時代に入っている。
火星の地下都市に移住する人や、
宇宙へ観光旅行する時代になった…
結婚した頃には考えられない事だ。
それでもまだサヤマは倒産する事もなく
業務内容はだいぶ変わってしまったが
存続している。
蓮さんと昔の話しをしていたら急に懐かしくて
行きたくなって電車に乗って
かつての片山文具があった場所へ来た。
蓮
「くるみ、あの頃はさ毎日くるみを見てたな」
くるみ
「私は、蓮さんに憧れてましたよ?」
蓮
「本当? 俺はさ〜、くるみは光の事が
好きだと少し思ってたかな?」
くるみ
「坂田さんは、本当にいい方でしたね。
まさか、突然亡くなるなんて……」
蓮
「あぁ。本当にいいヤツだったなぁ
美香ちゃんは? 電話くるか?」
くるみ
「ええ、今度の週末美香さんのところで
お茶するの。」
蓮
「そうか……
片山文具かぁ…懐かしいなぁ」
くるみ
「今では、車の販売店なんですね〜」
蓮
「あぁ。 くるみ、この辺でメシ食って帰る?」
くるみ
「はい。そうしましょう。」
2人は手を繋いで、ゆっくり散策している。
蓮
「なぁ、くるみ、
俺の宝箱はいっぱいになってるぞ!」
くるみ
「私だって、負けてませんよ! ふふふ」
クスクス2人で笑い合った。
ポカポカ陽気の昼下がりを、
おしゃべりしている老夫婦が歩いていた。