宝物 番外編付き

幼なじみ

葵が3ヶ月くらいの時に、蓮さんは本社で

仕事があったので、私と葵だけで

山田家へ遊びに行く。

丸川さんのおばさんも来てくれた。

山田ママ
「いらっしゃい!くるみちゃん、葵君。

あ〜可愛い〜、抱っこしても良い?」


くるみ
「はい。 葵〜おばちゃんだよ〜」

山田ママ
「おいで〜」

リビングには丸川さんのおばさんもいて、

葵を長座布団を出してくれて、

寝かせてくれた。

葵は、キョロキョロと目を動かしている。

あ〜あ〜と ご機嫌だ〜


山田ママ
「くるみちゃん、その後どう?慣れた?」

丸川
「2.3時間おきの授乳は大変だから、

しょっちゅう帰っておいで〜ハハハ。

こんな事言ってるのが、蓮くんにバレたら

えらいことになるわね〜。ふふふ」

山田ママ
「いいなあ、赤ちゃんがいるって、

和む〜!」


くるみ
「え? でもそろそろ隼人くんも

結婚とかしないんですか?」


山田
「う〜ん。 彼女は部署が変わってからいない

と思う。デートに出かけないし〜

でもね、最近、変な女の子が家の前とかで

待ち伏せしてるみたいで……

隼人は詳しく教えてくれないんだけど……、


どうも、ストーカー?なのかなぁ、で! 

五月ちゃんを恋人に見せかけてるような

気がする…

五月ちゃんが、うちの隼人の恋人役だと

可哀想! 五月ちゃんは美人だし〜

モデルとかとお似合いだもん!」

くるみ
「え! 五月ちゃんが隼人くんの恋人役?

おばさん、本当に恋人になるかもよ〜」


丸川
「そうね〜、実は、ホラ!くるみちゃんから

結婚式の集合写真もらった時に

五月ちゃんに 『次は、五月ちゃんかな?』

って言ったら、 『私は、身体中キズの跡が

あるから〜 無理かなぁ』って結婚を

諦めてるみたいだったのよ〜」


くるみ
「五月ちゃん……」


山田ママ
「こればっかりは、ヤキモキしても

しょうがないもんね〜

でも、ウチの隼人が五月ちゃんを

傷つけないように、釘を刺しておかなくちゃ!」
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