私の推しが推しじゃなくなった件
私の推し☆
『はぁ~今日も私の推しが尊い…』

「ちょっと満里奈。顔がだらしないことになってるわよ。」

そう言うのは満里奈の同期の竹内 美和(たけうち みわ)。

ぽわぽわと推しのことについて考えている満里奈を呆れた顔で見ていた。

『だって見て!!!』

満里奈が指差す方にいたのは大宮 誠。

満里奈と美和の同期だ。

『爽やかで優しくてイケメンで…あぁ!今日も私幸せ!!!』

「はいはい。わかったから仕事するよ~」

そんな満里奈を軽く流して仕事を始める美和。

満里奈もうっとりしながら仕事を始めた。

満里奈と誠の出会いは入社式でのこと。
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