同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
「さすが、向坂くん。営業側で詰めるところはだいたい詰めてきてくれてるね。一度打ち合わせに出向く必要があるな。高柳くん。ここ1週間の予定は?」

「えー…今週なら金曜日空いてますし、来週はいまのところいつでもOKです。」

「じゃぁ金曜日、みんなの予定はどう?」

「いいっすよ。」

向坂がいうと、ほかの2人もうなずいた。


「それじゃぁ向坂くん。先方と金曜日でアポとってもらえるかな?…ところで、ここだけの話だけどね…」

南部課長がちょっと声をひそめた。

「今日は向坂くんの歓迎会があるからみんなも来るように。」

「え?」

加瀬がちょっと大きな声を出した。

「どうした?」

「いや、いいっす。」

「他の者には他言無用。特に上の階には言わないように。店が混乱するからね。あくまでもこれは14Fだけでやるから。」

わたしはちょっと苦笑してしまった。

「え?どういう意味ですか?」

加瀬が不思議そうにわたしの苦笑顔を見ている。

「いや、それはね。上って若い女子が多いでしょ。」

「え?」

加瀬がなんとなく理解したらしい。

「あー。そういうことですか…。わかりました。」


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