同期に恋してしまったら~友達からはじまる恋ってありますか?~
仕事ができないと言っても御曹司であることに変わりはないわけだし、この容姿なんだから、昼休みや業務終了後の女子たちの群がり率は半端ない。

「水沢くん、お昼一緒しましょ。」

今日は秘書課の女子が誘いにやってくる。

「あ、もうお昼っすか?」

水沢くんが顔を上げた。

秘書課の女の子が水沢くんと目が合ってドキドキしてるのがわかる…。

「僕、高柳さんと食べるんでいいっす。」

は?

「えー。そんなー。」

しょんぼりしてる…

ってか…一緒に食べませんけど…!

「さあ高柳さん行きましょう。今日はポパイっすか?」

立ち上がってわたしの手をちょっと強引に引っ張った。

「ちょっ!」

わたしはよろめきそうになりながらも、引っ張られ、仕方なくそのままエレベーターに乗ってしまった。

「なんなの!勝手にもう!」

ちょっと怒るわたし。

「いいじゃないですか。たまには奢ってくださいよ。先輩なんだし。」

とりあえずここまでくれば仕方ない。

わたしは仕方なく、向かいのビルのイタリアンに向かった。


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