キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
蒼がリビングに戻ってきて、平然した態度で声をかける。               
                    
  
「おはよ……そういえば今日、学校どうしたの?」               
                  
                 
蒼は昼起きた時にもいたけど、今日は平日。 
                   
                  
学校が休みな訳がない。     
       
              
「休む理由も見つからなかったから、ダッシュで学校行って、体調悪くなったふりして帰って来た。あと、綾音のお母さんにも、綾音の欠席の電話いれてもらったから」    
                   
                   
蒼も平然とした顔で答える。      
                
  
そんなこともする人なんだ。      
                  
                   
私のために? ちょっと驚いた。     
            
               
でも、それならば私達の事も周囲に面白おかしく噂されることもない。      
                    
                
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