キャラメル頭の君と、1ヶ月の同居ラブ。
「え……!?」          
                
                 
しまった……             
                 
             
蒼は純粋に疑問に思っただけなんだから誤魔化せばいいのに。         
                  
                 
つい顔が赤くなり、瞬間的に手を頬に当てる。              
               
                
だって……熱が出たあの日、キスされて顔が近かったので気付きましたっなんて……言える訳がない。            
   
                    
少し怪訝そうな顔をしていた蒼も、顔を反らして何も言わない私の顔色を見て、気付いたようだ。       
                 

どう場の空気を変えようか……そう思って蒼に向き直る。

                
え……?
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