幼なじみの双子アイドルの推しが私なんてありえない!
「夕飯は?」

「今作るから、先にリビングに行っていて!」



そう言うと、唯斗くんは頷いて部屋をあとにした。


時計を直すこと3分。

正しい時間にセットできたことを携帯で確認する。


……よし。

大丈夫だ。


確認を終えると、すぐさま部屋を飛び出し階段を下りる。


……春馬くん、明日から仕事が忙しくなる、って言っていたよね。

唯斗くんだって、早くご飯を食べて寝たいはず。


春馬くんは……。

夕飯食べるのかな?

まあ、3人分作っておけば大丈夫だよね。

休みたいなら、春馬くんの部屋に夕飯を持っていけばいい話だし。


キッチンへ入ると真っ先に冷蔵庫を確認する私。

……今日の夕飯はチャーハンだ。

そうしよう。
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