隣の住人。




お互い疲れていて、気づいたら寝ていた。




謙人と同じタイミングで起きたけど…

私の寝相が悪すぎて、浴衣がはだけていた。



見事に、

ブラジャーの中に手を入れられた。




そりゃこんなにはだけていたらこうなる…

ついつい、自分でも納得してしまった。





『寝起きから元気だね』

「これは誘ってるのも同然だよね」

『浴衣は難しい』

「お子ちゃまですね」





せっかくだからと言う事で…そのままお風呂に直行して一緒に入った。

アパートのお風呂は2人で入れるほど広くないから…こんな頻繁に一緒に入ることはないけど、ここに来てからは毎回一緒に入っている。




ずっと一緒にいられて幸せ。

トイレ以外はずっと、一緒にいる気がする。




『最後のお風呂だね〜』

「また来ようね」




次、来た時も同じメニューでもいいくらい満足の旅行だった。

明日から、また現実に戻るけど…当分の間は頑張れる気がする。




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