隣の住人。




お互い準備に大忙しだったけど、案の定謙人の方が早く支度が終わって…私の膝に寝っ転がって赤ちゃんと会話中です。





ただただ、可愛かった。




ずっと見てたかったからわざとゆっくりメイクをしていたことは謙人には秘密です。





『終わった。どう?』




「可愛い」と、言ってくれたけど…赤ちゃんと会話している謙人の方がよっぽど可愛かったよと伝えたい。

「かわいい」と言われた事が嬉しくて、抱きついてキスをしたら、その後倍のキスで襲われた。





『謙人、大好き』

「知ってるよ」

『あっそ』とそっぽを向くと、抱きついて笑っていた。







ラブラブなのか、ラブラブじゃないのかわからないけど、今のところラブラブです。





お互い準備ができたタイミングで家を出た。




両親のお墓に行くのは2回目だけど、行き方は覚えてるはずもなく、謙人に手を引かれ連れてきてもらった。



近づくにつれて、口数が減っていく謙人。

やっぱり何年経っても、謙人にとったら忘れられない日。






1人だけ取り残された孤独感もあるだろうし、消えない傷もあるだろうし…それが、消えることはないけどそれ以上の家庭を作っていきたいなと思う。





わたしは一年ぶり。



掃除も兼ねて色々お話しながら掃除をしていたら「座ってて」と言う謙人。




意外と心配性で…



『ひなもやりたい』と言うと「無理するなよ」ってやらせてくれたけど…何回も「大丈夫?」と確認された。





『謙人も一年ぶりなの?』

「何回か来てる」

『ねぇ、ひなも来たかった』

「ごめんって。そんな怒らなくてもいいじゃん」





って、笑って言われた。






『次は誘ってね。ママパパって言ったら怒るかな』

「怒らないっしょ」

『ママ、パパこんにちは!ひなです!謙人と結婚しました。それと、謙人の赤ちゃんも授かりました。産まれたらまた来ます!ママパパ、見守っててください。』

「ひなのことも守ってね」

『よろしくお願いします』





謙人と同じタイミングでお辞儀をして手を合わせた。



謙人の両親と会えなかったのは、残念だけど…ご両親の分まで謙人を幸せにしますと誓った。

ママとパパの写真を一度見せてもらったことがあるけど…ママはめっちゃ優しそう。パパは強面な感じだったけど、本当は優しいらしい。




そんな聞いた覚えがあった。





謙人は私の倍の時間手を合わせて、ママとパパと会話をしているようだった。



何を話しているかはわからないけど…

親子にしか話せないこともあるよね。




とりあえず、私は謙人と籍を入れたこと。赤ちゃんを授かったことを話せて満足した。





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