隣の住人。




悪阻もすっかりなくなり、お腹も大きくなってきた。




自分の持っている洋服が着れない事が多くて、今はほとんど謙人の洋服を着て過ごしている。




共有するから、洗濯する数も多くて…嫌がっていた。

嫌がったって仕方ない話だから私はほぼ、無視です。






先月に性別もとうとう発表された。男の子でした。




最近は少しずつ胎動を感じる事が増えて嬉しい限り。

お腹に赤ちゃんがいるってわかる感じが幸せだった。





謙人とちびちゃんの会話も日に日に増えて、しょっちゅう話してて楽しそうです。







そういえば、先月謙人から報告を受けた話。

今、働いてる居酒屋の別館店舗の店長になるらしい。





今は基本的に18:00-3:00までの勤務だけど…これからは9:00-18:00の勤務になるらしい。

謙人がちびちゃんと私と過ごすために希望を出したみたいで、実現した勤務形態。





もちろん、役職がついた分大変なことはあるだろうけど…給料はあがるし、同じリズムの生活ができるからそれだけで嬉しかった。




私は当分働く予定がないから、謙人に全任せ。





『ちびちゃんと私を養ってください』

「頑張ります」と、やる気のない返事が返ってきた。








新しい店舗を仕切るみたいだから、大変そうで…帰ってくる謙人は毎日疲れ切ってて見ていて辛かった。




抱きしめるとそのまま寝ちゃう時もあるし…

私の利点は謙人の寝顔が見られるっていうくらいかな。





ソファーに座っている私の膝の上で寝ちゃう時もあって、そういう時は流石に起こしている。





『謙人起きて』というと「今起きる」という。

今起きると言って、起きたことはぼぼない。






『ねぇ、起きて』

「ぅん」

『謙人くん?』と、謙人の体をすりすりしていたら…「誘ってんの?」と、寝ぼけ顔で言ってきた。





誘ってるって…

過保護な謙人が襲ってくるなんて、想像できなかった。





返事もせず、笑っていると突然胸を触ってきた。




妊娠してから胸が張っている事が多いから変に感じてしまうことがあって…一瞬にして力が抜けた。





『…ゃだ』

「俺も我慢してないわけじゃないからな」

『ごめんって』






私も悪かったけど、無意識だった。

それに関しては本当にごめんって感じだった。




謙人は歯止めが効かなくなってしまったかのように洋服を捲るように手を入れてきた。




そして、顔が近付いてきて不意に舐められた。

久しぶりで、どうしたら良いか私もわからなかった。






『んっ…ぃゃ、ん///』





必死に謙人を止めたけど、我慢していた期間が長すぎて…謙人の力もなかなかで離れようとしなかった。






『…けん、と!』

と、名前を呼んだタイミングで次はキスの嵐だった。






本当に始まりそうでヒヤヒヤしてたけど…それなりに、謙人も自制はしていたみたい。





「また今度な」と言って、抱きしめられた。

我慢している感じが身に染みるほど感じた瞬間だった。






なんか、我慢している感じが可哀想に感じてしまって私も謙人を抱きしめた。





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