ネトゲ女子は社長の求愛を拒む《宮ノ入シリーズ②》
「そうね。一臣さん。でもね、直真が一番嫌がることをしたほうが、いいわよ」
直真さんの指を這わせ、顔を近づけて言った。
「ねえ、直真。キスして?」
ぞっとするほど、冷たい目で女の人を睨んでいた。
「俺に命令するな」
「ふふっ。やっぱり駄目ね。命令されるの嫌うものね」
そう言って、口づけようとした瞬間―――思わず、足で椅子を蹴り、がんっとぶつけていた。
「きゃっ!」
「そういうの、見せられるの嫌いなんで。やめてもらえます?」
触られるのを見せつけられるのも正直、イラッとした。
「なにこの子」
「スマホ。没収しなくていいんですか?私、警察に電話しますよ」
ポケットからわざとスマホを落とし、床に置いて見せた。
一臣と呼ばれた人が慌てて、拾い上げた。
「そいつのも奪えよ!」
「そうね」
二人はにわかに慌て始めた。
こういうことには慣れてないみたいだった。
手際わるいなぁ……。
直真さんの指を這わせ、顔を近づけて言った。
「ねえ、直真。キスして?」
ぞっとするほど、冷たい目で女の人を睨んでいた。
「俺に命令するな」
「ふふっ。やっぱり駄目ね。命令されるの嫌うものね」
そう言って、口づけようとした瞬間―――思わず、足で椅子を蹴り、がんっとぶつけていた。
「きゃっ!」
「そういうの、見せられるの嫌いなんで。やめてもらえます?」
触られるのを見せつけられるのも正直、イラッとした。
「なにこの子」
「スマホ。没収しなくていいんですか?私、警察に電話しますよ」
ポケットからわざとスマホを落とし、床に置いて見せた。
一臣と呼ばれた人が慌てて、拾い上げた。
「そいつのも奪えよ!」
「そうね」
二人はにわかに慌て始めた。
こういうことには慣れてないみたいだった。
手際わるいなぁ……。