Present for you〜Lady side〜
1、キス魔からのプレゼント
仕事が終わり、疲れた自身に「今日も頑張った」と褒め、家へと帰宅。少し休んでから夕食の準備を始める。今日は疲れたし、簡単なものにしよう。

味噌汁を作っていると、玄関のチャイムが鳴る。誰だろう、とドアを開ければそこに立っていたのは私の彼氏である優斗(ゆうと)。でも、優斗は海外出張に行っているんじゃ……。

「えへへ、サプライズ成功だな!」

優斗はニヤリと笑い、未だに驚いている私の顎を優しく持ち上げる。刹那、私の視界は優斗でいっぱいになった。

優斗は付き合い始めた頃から、よく私にキスをする。一回キスをするとなかなか止まらない人だ。でも、そのキスを拒むことはできない。どんなに抵抗しても敵わないし、彼のキスに翻弄されてしまう。

「んっ……ちょっと……待っ……んんっ」

「いいから……黙って……」

言葉はすぐに唇で塞がれて出さなくなり、彼のキスは激しくなっていく。油断した隙に舌をねじ込まれ、舌を思い切り吸われたり、絡められたり、好きなようにいじられた。
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