エリート外交官の激愛~秘密の一夜で身ごもった子ごと愛されています~
 それは三年前には感じられなかったもので、愛される喜びが成せる業なのかもしれない。

(鳥肌が立つほど嬉しい。私、今まで強がっていたけど、こんなにも布施さんを求めていたんだ)

 その気持ちが涙となり、溢れて頬を濡らした。

「瑞希?」と布施が不安げに動きを止めた。

「嬉し涙です」

 微笑んで彼の首に腕を回せば、安堵して抱きしめる彼の吐息がうなじにかかった。

 再び刻まれるリズムは、甘く温かく、優しくて、瑞希に幸せな未来を予感させたのであった。


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