焦点を合わせて
「…」




むっ、無視…?




私の今までの人生の中で無視されたのは初めてだった。




「あっ、あの、聞こえてますか…?」




少し声を大きくした。




「おーい、小鳥遊くぅーん、転入生困ってるじゃーん、いじめちゃダメだよぉ〜」




近くにいたDQNが煽ってきた。




こっ、怖い。





隣の男の子は私の腕を突然掴んだ。





「俺のこと忘れたの?」




少し柔らかいようなその声に聞き覚えがあった。




小鳥遊…




「ま、さか、びゃ、白夜…?」




私は驚いた。




「えっ、おと、男の子…?」




私の記憶の中で小鳥遊白夜は女の子であったから。
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