期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
披露宴を終え、高屋副社長夫妻が会場の出入り口で招待客の私達をお見送りする。

「いい披露宴だったよ…雅樹」

「神戸先輩こそ梓たちを色々と助けてくれてありがとう御座います」

浩明さんは高屋副社長が事故で長期入院中。
色々と元カノ梓さんと息子の雅君の世話を焼いたようだ。

「あぁ~でも、もう俺はお前たちを助けないぞ…雅樹…梓にはお前が居るからな…それに俺にも麻莉が居る…」

元カノの梓を親し気に名前を呼び捨てる浩明さん。

そして、私の肩を二人の前で抱いた。

梓さんは何も言わず静かに微笑んだ。
私も彼女の微笑み返した。

浩明さんは梓さんとはどんな交際をしていたんだろう…

私は二人の過去が気になった。

―――やはり…私は浩明さんのコトを…



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