期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
「君の名前は?」

アヴァンさんが私の名前を訊いた。

「あ…神戸麻莉です…」

「神戸麻莉!?」

アヴァンさんは驚いた顔で私の顔を見た。

「・・・俺が経営コンサルタントを手掛けている『帝商フーズ』の社長夫人だ」

「社長夫人が何故…「ヘンリーズコーヒー・エルネ店』で働いている?」

「焙煎士の資格を取る勉強の為にアルバイトしています…」

「・・・そうか…」

アヴァンさんは私の説明で納得して頷き、ヘンリーズコーヒーを啜った。

「君も座ればいい…」

「でも・・・」

「いいよな…アヴァン…」

「あ、はい…どうぞ…ミセス・麻莉」

< 106 / 207 >

この作品をシェア

pagetop