期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
浩明さんは彼の目線の方向を見て、サイドテーブルに飾られた花瓶を探り、盗聴器を取り出した。

「どうしてこんなコトを!?」

「他の連中は騙せても、俺は騙せないぞ…浩明」

浩明さんは悔し気に唇を噛み締め、高崎さんに盗聴器を投げつけた。

「浩明は君のコトを誰よりも大切に想っている。
父親に無理やり結婚させられたと言え、浩明にとって君の母親の瑠莉さんは初恋の人なんだ」

「えっ!?」

私の母が浩明さんの初恋の人?

「何で!?そこまで言うんだ!?竣斗」

「お前は十二分に苦しんだ…でも、お前の罪は俺の罪でもある…一人で背負うコトはないと言ったじゃないか…」

「!?」

「俺の父親も共犯者なんだ…麻莉さん…この通りだ…俺も父に代わって謝る」

高崎さんが私に腰を折った。

「!!?」

実の父親が息子を殺したと言うの?


「・・・」

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