期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
昨日は診察、今日は仕事で『東亜医科大付属病院汐留分室』に足を運んだ。
槇村先生は四階のカンファレンスルームに居た。
「あれ?麻莉さん」
「オーダーのエスプレッソ六つお持ちしました」
「サンキュー」
槇村先生はスマートフォンで電子決済。
「神戸社長…なかなかの心配性だな…あれから・・・質問攻めの『LINE』に遇って困ってんだ」
「すいません…」
私も槇村先生に訊きたいコトがあったが、それは胸に仕舞った。
「・・・妊娠は十月十日あるし…今から・・・そんな調子だと途中で息切れしちゃうから…もっと大らかなキモチを持ってと奥さんからアドバイスしてくれる?」
「あ、はい…分かりました」
「・・・と言うコトだから…夫である神戸社長に色々と気遣われちゃうと妊娠してる君の方にもプレッシャーかかるよね」
「あ…はい…槇村先生の言う通りです…」
私は相槌を打った。
「あ、あの…コーヒーって赤ちゃんに良くないと言いますが…一滴も飲んではいけないんですか?」
「一滴も飲んだらイケナイとは言わないよ…でも、飲み過ぎは良くない…一日二杯ぐらいならいいかな・・・」
「いいんですか?」
「・・・うん…」
「本当にいいんですか?」
私は念を押した。
「麻莉さん君もなかなか…神戸社長と同じで押し強いね…二人して似た者同士だな…」
槇村先生は四階のカンファレンスルームに居た。
「あれ?麻莉さん」
「オーダーのエスプレッソ六つお持ちしました」
「サンキュー」
槇村先生はスマートフォンで電子決済。
「神戸社長…なかなかの心配性だな…あれから・・・質問攻めの『LINE』に遇って困ってんだ」
「すいません…」
私も槇村先生に訊きたいコトがあったが、それは胸に仕舞った。
「・・・妊娠は十月十日あるし…今から・・・そんな調子だと途中で息切れしちゃうから…もっと大らかなキモチを持ってと奥さんからアドバイスしてくれる?」
「あ、はい…分かりました」
「・・・と言うコトだから…夫である神戸社長に色々と気遣われちゃうと妊娠してる君の方にもプレッシャーかかるよね」
「あ…はい…槇村先生の言う通りです…」
私は相槌を打った。
「あ、あの…コーヒーって赤ちゃんに良くないと言いますが…一滴も飲んではいけないんですか?」
「一滴も飲んだらイケナイとは言わないよ…でも、飲み過ぎは良くない…一日二杯ぐらいならいいかな・・・」
「いいんですか?」
「・・・うん…」
「本当にいいんですか?」
私は念を押した。
「麻莉さん君もなかなか…神戸社長と同じで押し強いね…二人して似た者同士だな…」