期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
私はカラダを横たえたまま辺りを見渡した。
私の寝ているベットはとても広く寝心地いいし、周りの調度品も豪華だ。

「意識が戻ったようだな…アミーラ」

男性は日本語を話していた。
アヴァンさんと同じ褐色の肌、目の色は違い琥珀色で色素が薄かった。
長身で彫りが深く、アラブ独特の民族衣装に身を包み、頭にはトーブを巻いていた。

「お前は誰だ?」

「俺はイヴァン・シト・ハフィール…『ガルーダ王国』第二王太子だ」

イヴァン・シト・ハフィール
横浜の医大に通うもう一人の異母弟。

「貴方が横浜医大に通う学生の…アヴァンさんから訊きました…」

「アヴァンが俺のコトをアミーラに話していたのか…」

「はい…」




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