期間限定マリアージュ~四年越しの旦那様はエリート社長、誓いのキスが子作りの合図~
秘密裡にそんなコトを父が行っていたとは露知らず、俺は父の期待に応えようと他の会社でスキルを磨いて、その後に『帝商フーズ』に入社した。

仲たがいはしていたが、峻斗が病に臥した田代社長の代わりに取締役に就くまで、何も波風は立たなかった。

峻斗は就任した後から、俺と父がすれ違い、そして・・・二人の事故が事故に見せかけられた殺人だと言うコトに気づいた。

『これは全てお前の為だった』と
己の犯した罪を息子の俺に全て被せて自殺した。

クズ過ぎて、涙も出なかった。

そして、死後次々と明らかになる…父の悪行。

俺は取締役でありながら社内では小さくなり、父の罪を償う為だけに会社に尽くしていた。
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