片思いウエディング~夫の不倫で!?離婚しましたが、コロナ禍で再婚して赤ちゃんを授かりました~
私はお母様に呼ばれ、副社長室を足を運んだ。
ドアの前に設置されたアルコールの消毒液で手を消毒して、ドアを軽くノック。
「どうぞ…」
「失礼します…」
副社長室の応接ソファには大手老舗百貨店『高屋』の取締役・堤純基(ツツミジュンキ)さんが腰を下ろしていた。
彼とは顔見知り。
スラリとした背丈に中性的な顔立ちの柊也さんとは反対のキリッとした眉に男性的な濃い顔立ちの持ち主。
目だけでも、強い光を宿し、十分魅力的だった。
「どうぞ。座りなさい…澪」
「あ、はい…」
私とお母様は互いに距離を取り合いソファに腰を下ろす。
互いにマスクを着け、口許は全く見えない。
互いに距離を取り合い、話をする。
「…澪…どう?」
「どうって…何がですか?」
「結婚相手として…」
「えっ?」
「・・・私は基礎疾患の持ち主だし…いつコロナに感染するか分からないわ…貴方を独身のままにして、死んでいくのは嫌よ…」
「…俺の父も同じコトを言っていました…」
「突然言われても…」
「無理もない…貴方のキモチはお察しします…」
「私は席を少し外すから…二人で話をして…」
私達にお母様の秘書の小林さんが缶コーヒーを渡した。
お母様と小林さんは部屋を出た。
ドアの前に設置されたアルコールの消毒液で手を消毒して、ドアを軽くノック。
「どうぞ…」
「失礼します…」
副社長室の応接ソファには大手老舗百貨店『高屋』の取締役・堤純基(ツツミジュンキ)さんが腰を下ろしていた。
彼とは顔見知り。
スラリとした背丈に中性的な顔立ちの柊也さんとは反対のキリッとした眉に男性的な濃い顔立ちの持ち主。
目だけでも、強い光を宿し、十分魅力的だった。
「どうぞ。座りなさい…澪」
「あ、はい…」
私とお母様は互いに距離を取り合いソファに腰を下ろす。
互いにマスクを着け、口許は全く見えない。
互いに距離を取り合い、話をする。
「…澪…どう?」
「どうって…何がですか?」
「結婚相手として…」
「えっ?」
「・・・私は基礎疾患の持ち主だし…いつコロナに感染するか分からないわ…貴方を独身のままにして、死んでいくのは嫌よ…」
「…俺の父も同じコトを言っていました…」
「突然言われても…」
「無理もない…貴方のキモチはお察しします…」
「私は席を少し外すから…二人で話をして…」
私達にお母様の秘書の小林さんが缶コーヒーを渡した。
お母様と小林さんは部屋を出た。