年上なのに、翻弄されて
「ふぁあ。なんか,すっごいポッキー食べたし,眠い。もう降りてもいい?」



人肌って温かいんだよ。

蓮は私を引き留めるみたいに,心地よいテンポで私の頭を撫でる。



「だめだよ呉羽。でも,眠いなら寝ても良いよ」

「う~ん」



私は瞬巡して,睡魔に負け,蓮の言う通りにすることにした。



 · 🐤   ·   🐥   ·  🐣

「スー,フスー……スー」



たった数十分で,部屋に響く音は小さな寝息一つになった。



「もう。呉羽は本当に無防備だなぁ」



呉羽が完全に眠った後,蓮は少し困った顔をするとそっと動き出した。
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