年上なのに、翻弄されて

問題はなくなった

「うわぁ! 海だよ! 呉ちゃん!」

「うん! 海だぁ~!」



海はいつ見てもテンションが上がる。

私は潮の香りを胸一杯に吸い込んだ。

海までは現地集合で,私は美世ちゃん宅の車に乗せて貰っている。



「みんなまだかなぁ?」



海について直ぐ,ね? っと言う美世ちゃんが可愛くて,そうだねと同意する。

今日は誘った人全員が来て,蓮と真田君はそれぞれ妹を連れてくるらしい。

蓮と真田君は知り合いじゃなかったけど,その妹さん同士が同い年で,更に親友だったみたいで2人とも来ることになったらしい。

蓮の妹なら多分,色素の薄い美人なんだろうなぁ。

待っている間,そんな想像をした。



「呉羽,美世さん。お待たせしました」



懐かしい,柔らかな声が聞こえる。



「えぇ……?」



振り向いた先にいるのは当然,蓮とその妹。

のはずなのだか……私の目線の先にいるのは以前街中で蓮に抱きついていた大人っぽい美女と,蓮だった。



「あの……ぇ? 蓮? 今日は妹を連れてくるんじゃないの??」



伝達ミスで誰でもいいと思ってる?
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