不良彼氏とマジメ彼女

変化

入学式の日の帰り、あたしはすっかり落ち込みモードで俯きながら家に向かっていた。


どーしよ…。
もしあの人たちの内の誰かにあたしの事がバレちゃったりしたら…

…あたしクラスに居れないよ…。

てか学校に居れないよ!!!

あ゙ぁーーーーー!!!!!!!


なんて1人で考えていた紗英は、とんでもない場に遭遇してしまった…


「おらぁ!!いつも偉そうな顔しやがって!!」

「っつ…」

「おらぁ!!」

「おい、やっちまおーぜ!!」


え!?ちょっ…
何人もやってて、やられてんのたった1人じゃん!!
ひどい…。


てかやられてんのって…


あの不良集団の中心に居た奴じゃん!!


ヤバいじゃん…。
どうしよう…無視したいけど…明らかにケガしてるし…
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