海と空の狭間で……
砂糖の入れすぎ?
味が薄かった?


頭の中で不思議そうな表情の原因を探ってしまう。


「味……。
口に合わなかった……かな…‘…」
「いや。違う」
「……?」
「アスナの作った料理食べると、懐かしい気分になる。
なんだろう……。
ホッとして安心出来る感じかな」


それは、自分でも思っていたから嬉しい。


なんて、いうか。例えるなら、小さい頃に食べていた味を思い出すような感覚だ。


私は、レストランみたいな料理は作れない。

< 49 / 434 >

この作品をシェア

pagetop