甘えたいと甘やかしたい
「え、メル…」


「はぁ!!????メル!?嫌だ!無理!だめ!」
こんなに完全否定する千絵、初めて見た…

「え、なんで…?」
かのちゃんの言葉に頷きながら2人で千絵を見る

「…………あ、とで話したいことがある、放課後カフェ行かね?」

「よしきた!私部活ないよ!」

「私はなぎちゃんに話してみる!」

「はぁ、そこで宮野が出るって時点でかなわないわ…」

何にかなわないの…?

「何を俺に聞くの、放課後どこか行くならそう言ってくれればいいよ」
後ろから現れ、言葉を発さずとも許可が下りた放課後の女子会

「ありがと!なぎちゃん!大好き!」

そう伝えるとざわっとする教室

赤くなるなぎちゃんの顔

「柚葉、さすがにそれは…まだ言わなくていいと思う…」

「いや、俺と違くても嬉しいよ、俺も好きだよゆず」
ポンポンって頭をなでてくれてにまぁと口元が緩む

またざわってなる教室
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