陰キャの渡瀬くんは私だけに甘く咬みつく
「じゃあさ、椎菜たちとカラオケかカフェにでも行かない? 最近仲良くなったし、もっとお話ししたいねーって言ってたんだ」
そうして二人で会話が持り上がっていったから、俺はひっそりと美夜から離れていく。
友達と遊びに行くっていうならそれでいい。
放課後は俺も別の場所に向かわなきゃないから。
そうして最後に美夜と目が合ったときに「お先」って意味を込めて片手だけ上げる。
やっぱり美夜は心配そうに俺を見てたけど……その心配が無用だったって思えるように頑張らないとな。
そう思った矢先、隣のクラスの前を通ったとき丁度成田と出くわしてしまった。
思わず足を止めるとあっちも俺に気づく。
俺を認識した瞬間に渋い表情に変わる成田。
「……渡瀬……。お前、月見里付き合わせて練習してるんだってな? 今日はいいのかよ」
付き合わせて、と言う辺りに悪意を感じる。
答えても良かったんだけど、答える筋合いもないよなと思ってつい黙ってしまった。
すると一緒にいた友人らしき男子が口を開く。
「あ、ほら。今日は卓球部で使うからじゃねぇ?」
「ん? ああ、そっか」
勝手に話して勝手に納得してしまった。
まあ、別にいいけど。
そうして二人で会話が持り上がっていったから、俺はひっそりと美夜から離れていく。
友達と遊びに行くっていうならそれでいい。
放課後は俺も別の場所に向かわなきゃないから。
そうして最後に美夜と目が合ったときに「お先」って意味を込めて片手だけ上げる。
やっぱり美夜は心配そうに俺を見てたけど……その心配が無用だったって思えるように頑張らないとな。
そう思った矢先、隣のクラスの前を通ったとき丁度成田と出くわしてしまった。
思わず足を止めるとあっちも俺に気づく。
俺を認識した瞬間に渋い表情に変わる成田。
「……渡瀬……。お前、月見里付き合わせて練習してるんだってな? 今日はいいのかよ」
付き合わせて、と言う辺りに悪意を感じる。
答えても良かったんだけど、答える筋合いもないよなと思ってつい黙ってしまった。
すると一緒にいた友人らしき男子が口を開く。
「あ、ほら。今日は卓球部で使うからじゃねぇ?」
「ん? ああ、そっか」
勝手に話して勝手に納得してしまった。
まあ、別にいいけど。